プロフィール
長沢 徹さん
TINY PLANTS PRODUCE
(タイニープランツプロデュース)
大学卒業後アイルランドでの生活で、スコーンと紅茶の文化に触れ憧れる。 帰国後、紅茶専門店、ベーカリー、食品材料問屋と仕事の中で食品を学ぶ。 東北のフルーツの美味しさに感動、産地の味わいを楽しめる瓶詰ジャムとして保存食の可能性を探る。
「ジャムブティック」、なにかステキな言葉の響きですね。農家から直接フルーツを仕入れ、産地の風土を生かしたジャムを製造し販売したい。
パンやお菓子作りの腕前も職人級の長沢徹さんは、様々なジャムの楽しみ方を提供するための「ジャムブティック」をオープンしようと準備中です。
福島県で桃の加工事業に携わった長沢さんは、生食用の商品として出荷できなくてもとてもおいしい果物が大量にあるのに、それが十分に生かされていないと感じていました。 震災前、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」のオーナーパティシエ、柿沢安耶(あや)さんの講演を聴いた長沢さんは、「身土不二」という考え方から、農産物には産地によって性質が大きく違う事を知りました。 その事から日本各地で生産されている美味しいフルーツを農家から直接仕入れ、ジャムに加工し販売するというビジネスプランを考えました。
もともと料理やお菓子作りが得意な長沢さんは、新鮮な旬のフルーツが入手できると何時間もかけて丁寧にジャム作りに勤しみました。 何度もアクを取りながら、フルーツと対話するようにゆっくりと作業を進めていきます。 何種類ものフルーツを自身でジャムに加工することで、それぞれの味に産地ならではの個性があることを体感しました。 それは市販のジャムでは味わうことのできない独特の風味でした。
長沢さんが開く「ジャムブティック」のコンセプトはワイン等で使われる「テロワール」※。
産地の気候や土壌から育まれた個性豊かな味を楽しんでいただきたいとのこと。
来年4月の開業に向けて、ジャム作りを極めながら、様々な準備に忙しい長沢さんです。
将来はフルーツだけではなく、野菜の瓶詰め加工品も作り、世界中の人に楽しんでもらえるようにしたいと語る長沢さん。これからが楽しみな起業人です。
※ ワインやコーヒーなどの味わいに、生産地の土壌や気候の特徴が表れてくること
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~長沢さんおすすめ ジャムジュースの作り方~
グラスに氷をいっぱい入れ、お好みのジャムをスプーンに2杯分入れます。
そこに炭酸水を注いで、よくかきまぜたら出来上がり。
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TINY PLANTS PRODUCE (タイニープランツプロデュース)
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confutatis1987.miumiu@gmail.com
【ジャムの委託販売店:パン屋杏樹】
住所: 仙台市若林区荒井字畑中50
定休日: 不定休
営業時間: 9:00~19:00