飯田さんは社会人になってドイツ製の鉛筆に出会い、質感やデザイン、機能性など独特のテイストを持つ海外製の文房具に傾倒。 仙台では珍しい輸入文房具を扱うショップを開設し、「文房具にこだわりを持った生活を提案したい」と自分の目利きで選んだ優れものを販売します。 間近に迫ったオープンに備え、店舗レイアウトを考えたり、全国を飛び回って取り扱い商品の発掘や仕入れをするなど、準備に余念がありません。 「Ma　Vie」という店名には、「自分らしい生き方」という意味を込めています。

昨年から「ちっちゃいビジネス開業応援塾」に参加し、ショップコース、ネットショップの作り方カメラワークなどの特別講座を受講しました。 東日本大震災当時、東京にいた飯田さんは大きな被害を受けた仙台のTV映像にショックを受け、「故郷を何とかしたい」と発起。定年退職後の起業予定を前倒ししました。 事業を軌道に乗せて、震災遺児の学生らを雇用したい考えです。