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起業家紹介

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渡邉 智之さん

産直野菜販売・物産市
「Soleil(ソレイユ)」

宮城県仙台市出身。 専門学校を卒業後、自動車メーカーなどで整備士を務めるその後、NPO法人で農産物の販促活動などに携わり、平成24年4月、産直野菜の販売や物産市の企画運営を通して、被災者の自立支援や地域振興を図る任意団体、「Soleil(ソレイユ)」を設立。

家業の農家を継ごうと決めていた渡邉さん。 しかし、東日本大震災による津波被害で、実家と田畑を失ってしまいました。 苦しみ、悲しみを乗り越え、自ら団体を立ち上げて被災者らを支援しようと、懸命に奔走しています。

# 渡邉さんが代表を務める「Soleil」は、産直事業や物産市を企画・運営しています。 火・水・木・土曜日は、若林区内にテントを構えて「産直ぽんぽこ」を開き、主に六郷、七郷地区の朝採り野菜を販売。 また、毎週日曜日は荒町商店街で「荒町どにいち」を開いています。 こだわりの逸品が並ぶ、にぎやかな「市」です。

# 若林区荒浜地区に住んでいた渡辺さんは、震災の津波被害で仮設住宅への移転を余儀なくされました。 それでも今年4月、「いつまでも、支援を受けるばかりではいけない」と奮い立ち、被災者や買い物難民らを支援するため「Soleil」を設立。 以前、NPO法人で農産物の販促支援をしていた経験から、そこで知り合った農家とのネットワークを活かして、新鮮な地場野菜を仕入れています。

# 知人の紹介で、今年度の「ちっちゃいビジネス開業応援塾」カフェ・飲食店コースに参加。 「いろいろな人と知り合いになれました。人から話を聞いて『なるほど』と思うこともありました」。 事業を軌道に乗せ、今後は父が立ち上げた農業法人との連携も視野に入れています。

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