プロフィール
千田 真司さん
「創作カリンバ工房」
宮城県名取市出身。 大学卒業後、製造業の会社に就職。 退職後、カリンバに出会い、その音色に惹かれてカリンバの製作・販売を始める。 平成13年、創作カリンバ工房を設立。 同18年、オリジナルのクロマチック(半音階)カリンバ「Polon(ポロン)」を開発。 現在は製作活動を一時中断し、演奏活動などを行っている。
アフリカの楽器、カリンバのとりこになった千田さん。 それから熱心に研究を続け、オリジナルのクロマチックカリンバを作りました。 現在は制作活動を一時中断していますが、再びカリンバを作る日を目指して、新たな一歩を踏み出します。
アフリカの楽器、カリンバは優しく繊細な音色が特長です。 千田さんとカリンバと出会いは、平成11年。 その音に魅了され、早速ベニヤ板とハンガーの針金で作ると、知人から評判で本格的に楽器の制作、販売を始めました。 工具の使い方、楽器の構造、キーや土台となる木の材質など研究を重ね、「創作カリンバ工房」を設立しました。
本来、カリンバはアフリカ風の音階ですが、「自分たちの耳になじんだ音で曲を弾けるようにしたい」とドレミの音階と半音をつけたものを開発します。 試行錯誤の末、平成18年、3オクターブの音域を持つクロマチックカリンバ「Polon」が完成。 音色のイメージと親しみやすさが込められています。
今年春に工房を閉鎖。再起を図るべく、「ちっちゃいビジネス開業応援塾」に参加しました。 「良いものを作れば売れると思っていましたが、受講して顧客や経費、利益など商売全体について考えることができました」。 プレゼンでは自らカリンバを演奏し、好感触を得ました。 まずはカリンバの良さを広めようと、自分で作曲、演奏する音源アルバムを今年中に発売する予定です。